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手抜き

第54期王位戦七番勝負第一局の羽生王位-行方八段の将棋を勉強がてら並べてみました。
先手が羽生王位、後手が行方八段で角換わり腰掛銀の攻め合いの将棋になりました。凄かったのは羽生王位の手抜きです。
行方八段が△7六歩と羽生陣の7七の地点を攻めるのですが、そこを手抜きするのです。手抜きというのは将棋の世界では「相手の攻めを相手にせず、違う手を指す」ことを言います。
行方八段の△7六歩(1回目)は銀取りですが羽生王位は手抜きで違う手を指す、行方△7七歩成、王手になるから▲同桂、行方再度の△7六歩(2回目)で桂取りですが、羽生王位は手抜きで違う手を指す、
行方△7七歩成、王手になるから▲同金、行方△7六歩(3回目)で金取りですが羽生王位は違う手を指す、行方△7七歩成、王手になるから▲同金。
そこで行方4度目の△7六歩と打ちたいのですが、羽生王位が手抜き得た3手の間に行方玉に詰めろを掛けてしまっていたのです。4回目の△7六歩を打ったら、行方玉は詰みます。


羽生王位は手を抜くことで、行方八段に銀、桂、金を渡しても平気で、手抜きで得た手番を有効に活用したわけです。ものすごい攻め合いの面白い将棋だったと思います。
プロの棋譜を符号で書いてもわからないかもしれませんが、将棋では手抜きをすることが高等戦術であることが分かってもらえたら幸いです。
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